こんにちは、KAKAです。
私が在籍する国民高等学校には、ログハウスを建てたり、そのメンテナンス、ドアや窓の修復などを学んだりするコースがあります。
week37は、木工を体験しました。
白樺の樹皮でつくったASK
作業室に入ると、木のいい香り。大きな電動のこぎり、やすり、ドリルなど初めて目にするものばかり。
最初に先生が例として見せてくれたのは、白樺の樹皮でできた小さな蓋つきの楕円形のボックスask(アスク)と糸巻きなどを立てておくsybaron(シーバロン)というもの。もちろん、何をつくってもよいのですが、私はまず、アスクを作ることにしました。
作りたいボックスの大きさを考えて、まずは底と蓋を電動の糸鋸で切ります。糸鋸を使うのは初めてでドキドキ。出来上がりは、予想どおりガタガタ。これを両手で持つナイフを使って削っていきます。
次に底面の円周を測り、白樺の樹皮で側面を作ります。側面を丸くするには樹皮を丸めてその端を組ませるので、穴をあける必要があります。のみを使って穴をあけるのですが、最初は穴をあける場所がずれてしまって失敗、二度目はその穴に入れる端の切り方を間違えて失敗。三度目の正直でやっと組ませることができました。
次に内側にも樹皮を丸くして入れ、樹皮の重なっている部分を少し削って厚みを調整します。そして底面と蓋をその筒に入れやすくするために、電動やすりでさらに滑らかにし、内側になる部分が少し小さくなるように削ります。微妙な調整でちょっと職人気分。
蓋の取っ手は皮で作りました。ボックスを作るのに接着剤を使ったのは、取っ手を固定するために裏から小さく削った木を入れて固定するときだけでした。
ボックスには、コーヒーやお茶などを入れて保管することもできるそうです。
SYBARON
裁縫道具を小さな缶に入れているので、据え置き型のもので片づける必要がないsybaronを作りました。
まずは土台となる木を選ぶ。年輪が見える半円の木材の形が気に入って使いたいと思ったのですが、先生から木材を横に短く切ったものは割れやすいので、縦に切ってある木材を使うようにとアドバイスを受けました。確かに木製品を見ると、木目であって年輪が見えているものはない。納得です。
私が必要と思ったのは、ハサミや指ぬきなどをかけておくところ、目打ちを入れるところ、糸巻きを置くところ、ピンクッションを置くところ。
まずは、棒の太さを決めて、電動ドリルで穴をあけます。
次に棒。最初、ナイフで八角形に削ってから丸く削っていきます。木の向きに逆らわないように削るのがポイント。逆らうと、途中でナイフが止まってしまいます。作りたい長さに削ってノコギリでカットした後に穴に入るように先端部分の大きさを調整します。
目打ちを入れるところは、白樺の樹皮を丸めてボンドで留め、樹皮を細く裂いて結びんだだけ。
ピンクッションは、羊毛をチクチクして作りました。
クラスメイトの中には、ノミを使って大きなボウルを作ったり、壁にかける彫刻を作ったり、ダーラナへスタを作ったりしている人もいました。作りたいものがどんどん湧き出てくるようで、ナイフやノコギリを使って製作している姿がかっこよかったです。
作業室のフックも手作りのものが多かったです。これは日本に帰っても作れそう。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。ではまた! Vi ses!
コメント
木の感じがそのままで素敵です!インテリアの要素がありおしゃれで可愛いですね!
使用する木の向きもポイントなんですね、奥深いです。
ありがとうございます。
この木工ワークは、思いがけない経験でした。小さなものでも、木製の品は存在感があるように思います。