スウェーデンから学んだサステナブルな庭づくり

スウェーデンの暮らし

こんにちは。KAKAです。

サステナブルな庭づくり。どんなことを想像されますか?
農薬を使わない、コンポストを作って肥料にする、プラスチック入りのポット苗ではなく種から育てる。素焼きやリサイクル可能な植木鉢を使うなど、、、

ここでは、2022年5月に旅したスウェーデンで学んだ庭づくりをご紹介します。もちろんベランダでもできます。キーワードは多様性。

Naturum Dalarna

やってみよう!と思った庭づくりのアイデアは、レクサンドの北部にあるNaturum Dalarnaにありました。 Naturum Dalarnaにある展望台から臨むシリアン湖と広い森は、これぞスウェーデンです。自然に飲み込まれるほどに目の前に迫ってくる美しさ!展望台の黒い壁は、日本の焼杉の技術を使って建てられていました。

右の写真、かわいいフクロウがお出迎えしてくれる建物がビジターセンターです。ダーラナの自然やシリアン湖の成り立ちなどをわかりやすく学ぶことができました。

サステナブルな庭づくり

サステナブルな庭づくりのポイントは、小鳥や蝶、蜂、その他の小さな生き物たちを迎えるための➀花選び②水のある場所づくりーーの2つです。
水は命の源。私たち人間が水を必要とするように、小さな生き物たちも水を必要としています。スイレンなどの水性植物は長期間美し色で咲き続け、水面がきらきらと光って自然との調和に心が魅了されますね。光の魔術師モネのスイレンを思い起こします。
この水場はトンボ、カエル、イモリ、ハリネズミにもとても魅力的な場所。我が家にホームステイしていたスウェーデン人が「庭によくハリネズミが遊びに来る」と言っていました。そして、蝶や蜂が好きな花を植える。
そんな生物多様性に配慮した庭を簡単につくることができるのです。

花選び

蝶や蜂が喜ぶお花のレストランのメニューは、蜜や花粉がたくさんある、一重咲きの花、宿根草か多年草の花です。花を植えるのに適しているのは、早春から晩秋まで日当たりがよく、風があまり吹かない場所。なぜなら、蝶や蜂にはとても居心地のよいところだからです。
八重の花はきれいですが、花粉や蜜が少ないので蝶やミツバチは喜ばないそうです。
ベランダの場合、花粉や蜜がたくさんある花、夏咲きの花やバラのほか、ハーブもよいとのこと。

野に咲く花は一重が多いことに気づいてからは、これまでは抜いていたハルジオン、かたばみ、そのほかのたくさんの小さな花がとても愛おしく、今年はそれらを抜かずにいましたら庭や家の周りの小さなスペースに自然が戻ってきたように感じました。そして植え替えが面倒という理由で以前から植えていた宿根草や多年草。
いずれもずぼらな私にはぴったりのお花たちです。

水のある場所づくり

理想は土を掘って小さな池をつくることですが、日本では難しいですね。でも大丈夫!大きな浅い容器でしたら、小さな庭やベランダに置くことができますね。容器には、小鳥や蝶が水を飲みやすいようにガラスのビーズや小さな石を置いてあげます。私は使わなくなった器を水飲み場にしています。
そして鳥や蛙、イモリなどの小動物は、小さな虫やなめくじなどの害虫を食べてくれます。自宅の庭ではとかげもよく見かけます。

この水場、一つ気になることがボウフラです。素敵なバードバスが欲しいなぁと思いますが、そこはぐっと我慢。水の入れ替えが簡単なカレー皿に落ち着きました。10円玉は銅が水の腐敗防止に効果があるので入れています。小さなKAKAの泉。

スウェーデンからの帰国後、早速バードフィーダーをにリビングから見える木に吊り下げました。とくに秋から翌年春にかけてシジュウカラやメジロ、ヒヨドリが朝ごはんを食べにきます。

いかがでしたでしょうか?
ちょっとした工夫で生物多様性に富んだお庭が実現し、身近に自然を感じることができるようになりますね。虫や小動物はちょっと苦手、という方には難しいかもしれませんけど、、、

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。ではまた! Vi ses!




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