スウェーデン 国民高等学校 一日の授業はどんな感じ?

スウェーデン留学

こんにちは、KAKAです。

国民高等学校の授業が始まって3週間が経ちました。
私が在籍するテキスタイルコースは9人。20代~60代か70代(たぶん)と年齢層の幅が広いです。先生はもちろん様々な技術を教えてくれますが、豊富な経験や知識を持つクラスメイトも多くいて、お互いに刺激しあって自分の作品を作り上げていきます。クラスメイトの作品の感性に心が動く毎日です。
いくつになっても学べる機会があるのは、恵まれた環境だなぁと思います。私を受け入れてくれた学校に感謝の日々です。

一日のスケジュール

7:45-8:30 朝食
8:30-10:00 授業
  月曜日は、週末の様子のシェア、その週の予定の確認などがあります。
10:00-10:30 フィーカ
10:30-12:00 授業
12:00-13:00 昼食
13:00-14:15 授業
14:15-14:30 フィーカ
14:30-15:00 授業
16:45-17:30 夕食
~22:00 教室での制作可能
   ※朝食、夕食の時間は寮生の場合です。

フィーカタイム
1日2回のフィーカタイム(コーヒーやお茶を飲みながら、おしゃべり)は、スウェーデンの暮らしでとっても大切な時間。
誰ともなく「フィーカ!」といって、作業の手を一斉に止めて食堂に向かいます。フィーカの時間には必ずフルーツが置いてあります。午前のフィーカは軽食もあり、クネッケなどにチーズやジャムを塗っていただきます。シナモンパンの時も。自宅から通う人は、サンドウィッチなどを持参する人もいます。お天気の良い日は、外のテーブルで。
年齢を超えて、皆さんよくおしゃべりします。日本では、異なる年齢の人と話す機会はほとんどないので、とても新鮮です。
といっても、スウェーデン語の会話には入れず、そばで会話の内容を想像している状態ですけど。

午後の時間
授業は14:30-15:00頃に終わりますが、帰る時間は自由。教室は、毎日夜22:00まで使えますので、作品づくりに没頭できます。でも、先日20:00まで一人で教室に残っていたら外が真っ暗になってしまい、電気を消した途端、少し怖くなって足早に階段を下りました。小さい頃から特に暗い建物の中が苦手、、、
これから日が短くなるので、暗さを克服しなければ!

クラスの連絡事項の共有はMicrosoftのTeamsで

授業で使用した資料や毎週のミーティングの共有などはMicrosoftのTeamsを使っています。
スマホにもアプリを入れたので、便利です。

これとは別に学校全体からの連絡、情報共有は、国民高等学校に出願する時に使用したschoolsoftが使われています。食事のメニューを確認できるのが嬉しいです。

ここで、8月17日にスタートした第一週目の様子を少しご紹介します。

開校式

開校式が行われるホールにつながる廊下で、先生、スタッフがお出迎え。バイオリン、アコーディオンによるスウェーデンの民族音楽の演奏付きで、緊張がほぐれてワクワクする気持ちになりました。
校長先生のお話しの後には、先生、スタッフ全員による歓迎の歌。ポップスかな? とっても暖かい雰囲気の開校式でした。

クラスに分かれてオリエンテーション

開校式後、各クラスに分かれてオリエンテーション。
テキスタイルコースは、Aesthetic(エステティック)コースと一緒に授業をすることもあります。このエステティックコース、いろいろな芸術表現を学ぶようですが、いまいち私は理解していません。

授業の大まかな流れの説明の後に、外に出てクラスメイトの名前を覚えるためのゲームのようなことをしました。
大きな円を作って、毛糸玉を投げ、その毛糸玉を受け取った人は自分の前の人の全員の名前+自分の名前を言って次に渡す。なかなか、私のところに毛糸玉が回って来ず、聞きなれない音の名前を覚えるのが大変でした。全員に毛糸玉が渡って糸がつながったところで、簡単な自己紹介をして初日は終わりました。

チームでワーク

第1週目の4日目。
スウェーデンの歌を聴いて感じたことをチームで話し合い、それを一枚の板の上で表現するというワークがありました。材料は学校にある毛糸や布、リボン、ビーズ、庭の小枝や石、なんでもありです。
私のグループは、森、山、空、風などスウェーデンの自然をイメージして作りました。学校が始まってから初めてのクリエイティブな作業、みな楽しんで取り組みました。
出来上がった作品は、庭で発表。外に出るって気持ちいい!!

真ん中の山は富士山です

第1週目は、美術館や森に行くスタディトリップもありましたが、それはまた別記事でご紹介します。

私のスウェーデン語レベル

授業は、スウェーデン語で行われます。
留学少し前からオンラインでスウェーデン語を学び始めてはいたのですが、スウェーデン語が全く分からない状態で飛び込んだ、国民高等学校。先生やクラスメイトが英訳してくれたり、大親友のGoogle翻訳で何とかやっています。英語もまだまだ表現力が乏しく、怖いもの知らずのかなりの冒険者と改めて感じる毎日。
でも、還暦に手が届く年齢ですし、根っからの怠惰な性格なので、スウェーデン語がある程度わかるようになってからの留学はいつになるかわからず希望で終わってしまいそうだったので、勇気をもってハードルの高い道を選びました。
今は、日常会話の中で単語や短文を聞き取れると、心の中で小躍りしている段階で、かなりお恥ずかしいかぎりです。

先日、私が作っていた作品を先生が見て「Snyggt!(スニークトゥ:fine)」と言って、その意味を教えてくださいました。その後すぐに、「私とあなたは、Snygg(スニーク:beautiful)」と教えてくださり、二人で大爆笑。すぐに頭の中に刻み込まれました!

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。ではまた! Vi ses!

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