スウェーデン留学 移民局に居住許可(ビザ)を申請

スウェーデン留学 手続き関係

こんにちは。KAKAです。

前回の「国民高等学校への出願方法」では、学びたいコース探しから入学許可の結果通知までのプロセスを掲載しました。
国民高等学校から入学許可の通知を受信した後に行うのはMigrationsverket(スウェーデン移民局)への居住許可申請(ビザ申請)です。ここでは、そのプロセスをご紹介します。
スウェーデンの国民高等学校や大学などへの留学を考えている方、留学準備をされている方の参考になりましたら嬉しいです。

申請に必要な書類

  • 留学期間に有効なパスポートの写し
  • 入学予約金の支払い確認書
  • 入学許可書
  • 医療保険(旅行保険)の加入証明書
  • 自分名義の銀行口座の残高証明書

上記書類をすべてPDFで準備します。
これらのうち、入学予約金の支払い証明書と入学許可書は学校の管理者に発行を依頼しました。5月中旬から多くの学校では卒業前のイベントが始まり、6月中旬には夏季休暇に入り連絡を取りにくくなりますので、入学許可をいただいたら、できるだけ早く手続きを進めることをお勧めします。

留学期間に有効なパスポートの写し

個人情報、サイン、有効期間の記載があるページをPDFで保存します。私は、自宅のコピー機でスキャンしてPDF保存しました。
Migrationsverket(スウェーデン移民局)のこちらのページで、必要なパスポート情報を確認できます。

入学予約金の支払い確認書

入学予約金は、前回の「国民高等学校への出願方法」の記事内、「結果通知」の項目に記載したものです。Region Dalarna – Ekonomienhetenから届いた請求書に基づき、期日内に指定口座への送金を済ませ、学校の管理者に支払い証明書の発行を依頼しました。

Migrationsverket(スウェーデン移民局)のサイトでは、申請前に支払った授業料の証明書とあります。国民高等学校は授業料は無料ですので、予約金の支払い証明書を添付します。

私の場合、海外送金はWISEを利用しています。WISEは、海外送金専用のサービスです。送金手数料が低コストで、送金の進捗状況も確認できます。送金先には送金完了のメールがWISEから送信されるなど送金先への連絡もスムーズに行えます。請求書に記載されているコース名を備考欄に記載しました。

WISEの公式サイトは→ こちら

寮費等、スウェーデンに入国してから支払う費用もありますので、インターネットバンキングの利用は必須です。

WISEを使った送金については、下記の投稿をご覧ください。

WISEを使って海外送金の手数料を節約する 

入学許可書

入学許可書には、受講するコースがフルタイムであることが明記されていることが必要です。
予約金の支払い完了後に学校の管理者に発行を依頼しました。

医療保険(旅行保険)の加入証明書

一年未満の留学の場合、個人で医療保険(海外旅行保険)に加入する必要があります。
加入する医療保険は、留学期間中の歯科治療、入院費用、緊急時の帰国移送費用をカバーしていることが必須です。詳細はこちらの「health insurance policy」で確認してください。

私はドイツに本社のある、ステップイン旅行保険のエコノミープラスに加入しました(日本語対応可能です)。
ステップインは娘が利用しており、保険の延長更新に丁寧に素早く対応してくださったほか、前述したWISEもご紹介いただきました。

【航空チケットの予約】
保険期間を設定するために、申請書類の準備と平行して航空チケットを予約しました。
スウェーデンに入国後、移民局で居住許可カードを発給してもらう必要があります。学校が始まる前に手続きを完了させたり、日用品を現地で購入したりする(私が通う国民高等学校の持ち物リストには、ブランケット、シーツ、枕などもありました)ことを考慮して、航空チケットを予約することをお勧めします。
私の場合、学校の寮に入れるのは授業が始まる前日でしたので、その数日前にスウェーデンに入国することにしました。

自分名義の銀行口座の預金残高証明書

残高証明書の発行に際しては注意点が2つあります。

  1. 留学期間中の生活費として、一定額が確保されている必要があります。2023年は、1か月あたり9450スウェーデンクローナ以上の資金が必要でした。ただし、学校の寮を利用する場合は、食費が含まれていますので、食費分を差し引いた額が設定されています。
  2. 残高証明の発行日は、授業が始まる4か月前以降であること。例えば8月21日に授業がスタートする場合、4月21日以降の日付であること。

詳細はこちらの「support yourself」で確認してください。通貨単位は日本円で問題ありません。

Migrationsverket(スウェーデン移民局)に申請

上記の書類が揃いましたら、Migrationsverket(スウェーデン移民局)に申請します。Migrationsverket(スウェーデン移民局)のページに E-service for students in higher educa­tionのApplyボタンがありますので、そちらから手続きします。

申請情報を入力する際の留意点をいくつかご紹介します。

  1. 居住許可を申請する期間
  2. 入学許可書と入学予約金の支払い確認書の添付
  3. その他

居住許可を申請する期間

授業の開始日と最終日を記載します。

私は最初の申請で、入国する日と帰国予定日(授業期間の前後2週間)を入力してしまい、入学許可書の期間と異なるので改めて新しい入学許可書を送信するよう、連絡がありました。
移民局からの問い合わせには、メールにあるリンク先の問い合わせ対応フォームから行いますので、「添付した入学許可書が正しいので居住許可の申請期間を修正したい」とコメント欄に記載し、最初に申請した入学許可書を添付しました(再申請するには入学許可書の添付が必要でした)。

入学許可書と入学予約金の支払い確認書の添付

この2つの書類は、Attachment letter of acceptance の項目で添付する必要があります。
最初の申請では入学許可書のみを添付していましたので、授業料支払い確認書を送信するよう連絡がありました。前述しましたように、国民高等学校は授業料が無料ですので、学校の管理者に予約金支払い確認書の発行を依頼して、問い合わせ対応フォーム(メールからリンクされています)から送信しました。

その他

  1. コースを選んだ理由を記載する箇所があります。こちらには、パーソナルレターの内容を要約して記載しました。
  2. 最後にある、その他の欄には、留学期間中は寮に住むこと、食事が含まれていることを念のため記載しました。

スウェーデン大使館にてパスポートの提示

上記の追加情報を申請後、Migrationsverket(スウェーデン移民局)から、申請受理のメールが届きスウェーデン大使館でパスポートを提示するよう連絡がありましたので、訪問日や持ち物を大使館にメールで問い合わせ、大使館を訪問しました。

移民局申請から大使館訪問までの過程は下記の通りです。
5月2日  移民局に申請
5月3日  移民局から追加情報の提出依頼
5月4日  移民局に再申請
5月11日  スウェーデン大使館でパスポートを提示
5月27日  移民局から申請承認のメールを受信
5月30日  スウェーデン大使館を通して移民局から居住許可の文書が郵送で届く

移民局に申請後、居住許可が下りるまでの期間は約1か月でした。
スウェーデンに入国後、居住許可カードの発給を受けることになります。

スウェーデンでの手続きについては↓
スウェーデン入国後の居住許可カード発給手続き

まとめ

  1. 留学に伴う居住許可申請をするには、下記の5つの書類が必要です。
    留学期間に有効なパスポートの写し
    入学予約金の支払い確認書
    入学許可書
    医療保険(旅行保険)の加入証明書
    自分名義の銀行口座の残高証明書
  2. スウェーデンに入国後も寮費の支払い等が発生しますので、インターネットバンキングの利用は必須です。
  3. Migrationsverket(スウェーデン移民局)に申請後、スウェーデン大使館にパスポートを提示する必要があります。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。

留学の持ち物に関する記事は→ スウェーデン留学に準備した持ち物 現地で購入するものは?
国民高等学校への出願に関する記事は→ スウェーデン留学 国民高等学校への出願方法

コメント

タイトルとURLをコピーしました