こんにちは、KAKAです。
私が学んでいるテキスタイルコースでは、染色もします。
染色の材料は、化学染料ではなく、主に植物です。クルミの殻、花、葉、藍を使って毛糸を染色します。コチニール(昆虫)も使います。
クルミの殻は、少しフルーティーな香りがしました。黄色に染まります。
コチニール(乾燥したもの)は、少し埃っぽい匂い。ピンク、赤に染まります。
今日は、毛糸の染色の下準備をしました。
写真は撮れませんでしたので、私の拙い説明で授業の様子をイメージできれば幸いです。
毛糸の準備
かせになっている毛糸(ツイストドーナツのような形)を2つに分けます。毛糸の束の輪っかが2つできます。
糸の端を結んだ後、太目の糸で8の字を作って束になっている毛糸をゆるく結びます(3か所)。きつく結ぶと、染色できないので、ゆるく結ぶことがポイント。
これは二人組になってやりました。 一人が腕を伸ばして輪っかをつくり、もう一人が毛糸を結びます。輪っかを作る時、ずっと腕を上げているので少し腕がプルプル、、、、
毛糸を洗う
大きなたらいに40度ほどのお湯を入れ、髪の毛も洗える刺激の少ない液体洗剤をたらいに数滴だけ入れます。
お湯にそっと毛糸を浸し、軽く上から押さえて毛糸が洗剤溶液に浸るようにしてしばらくおいておきます。
その後、ぬるま湯、水の順ですすぎます。この時も優しく上から押さえるようにします。絞るときは、毛糸の束を軽く握る感じで。
糸が染まりやすいように毛糸を下処理
おそらく、日本語でも専門用語があるのでしょうが、スウェーデン語ではbetning. 色が入りやすいように、毛糸の繊維を開きます。
Alun(日本語ではミョウバン)の入った液を大きな鍋に作って、毛糸を入れ、80度を保って1時間浸けておきます。時々温度をチェックして、温度が上がりすぎたら鍋の蓋をとったり、水を少し入れるなどして、調整します。
ちょうどランチの時間になったので、今日は早めにランチを済ませて、作業場に戻りました。
一時間加熱した後は、冷めるまでおいておきます。
温度計は設定温度と現在の温度が表示されるデジタル温度計。料理にも使えそうなので、探してみようと思います。
本日の作業は、これでおしまいです。
先生のほかにも、長年の経験者がクラスメイトにいるので、彼女からもアドバイスを受けながら授業が進められました。
技術や知識のシェアして、お互いに高める。これも国民高等学校の特徴です。
材料があれば、日本でもできるかな?自分で染色した毛糸で編み物したり、他の素材を染色したりできたら楽しそう。
昨日は、授業の後、クラスメイトが羊の毛をブラッシングしていました。ブラッシング後に糸を紡ぐとのこと。羊は息子さんが飼っているそうです。
ステキ!!
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。ではまた! Vi ses!
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