こんにちは。KAKAです。
2022年5月、娘が在籍していたレクサンドにある国民高等学校(Leksands folk high school)のホステルに約3週間泊まって、スウェーデン人の「心のふるさと」と言われる、ダーラナ地方を旅行しました。
ここでは、ホステルの様子をご紹介します。
国民高等学校のホステル
レクサンド国民高等学校はシリアン湖畔にあります。レクサンド駅から歩いて25分ほど。湖にかかる大きな橋を渡って湖畔沿いの雑木林を歩くと学校が見えてきます。
学校といっても日本の学校と違って広い!!各コースの建物、寮、ホステル、広い芝生、、、建物の多くは、ダーラナ地方でよく見られる、赤茶色の壁に白い窓枠のデザイン。きっと配置も考慮されているのだろうなぁと思われるほど、視界に飛び込んでくる景色がとても心地かったのを覚えています。
雑木林を散歩すると、鳥のさえずりに心が躍り、滞在中に雑木林や芝生に咲く野の花の景色は移ろっていきました。
私が泊まったホステルは、1910年に建てられたもので、その建築様式は当時人気のあった、フィンランドロマンススタイルだそうです。レンガの煙突、壁の一部は鱗のような木片。
玄関を入ると壁の上部にはダーラナ地方の伝統的な装飾画クルビッツが描かれています。オーディオルームにもまた壁一面のクルビッツ。そうした古きよきものを残しながら、一部はリノベーションされて、白い壁に各部屋のクリーム色のドアといった、モダンなとても明るい雰囲気でした。
宿泊料金は観光シーズンの夏(6月中旬~8月中旬)とその他の季節では異なる設定となっていて、やはり夏は少しお高めです。シングルルーム、一泊朝食付きで1000スウェーデンクローナ。私は夏前の宿泊、そして家族割引で利用できましたので、費用を抑えられました。
室内&キッチン
お部屋には、ベッドが2つと小さな机、バスルームがありました。スウェーデン人は日本人と同じように靴を脱いで部屋に入ります。ただ、日本のように玄関のたたきのようなものはないので、玄関と部屋の境はありません。ホステルの自室では靴を脱いで過ごしました。
キッチンは共同で、広いダイニングルームもありました。冷蔵庫にルームナンバーの書かれた籠がありますので、その籠に食材を保管します。調理器具や食器もたくさん揃っていました(下の写真のシンク左側に広い調理台とガス台が2つありました)。朝食付きでしたので、お料理するのは夕食が主でしたが、キッチンから見える景色もよく、使いやすいキッチンでした。また、敷地内には大きなテーブルと椅子がいろいろなところにありましたので、外で食べることもありました。
キッチン設備で感動したのは、コンセントの横にタイマーが並んでいること。コンセントにプラグを差し込み、タイマーをセットすると電気が流れる仕組みになっています。ポットやコーヒーメーカーなどは30分のタイマー、そして、コンロにもタイマーがついていました。消し忘れがなく安全ですね。ちょっとしたところにスマートさを感じました。
日本のキッチンと異なるのは、生ごみの処理方法です。日本のシンクでよく見かける三角コーナーはありません。スウェーデンのどこの家庭にもあると言われる、生ごみをかき集めるグッズ(sludge cleaner)で排水溝やシンクのゴミを集めてシンク下の生ごみボックスに入れます。このゴミかき集めグッズはとても便利でしたので、帰国時に購入し自宅のキッチンでも活躍しています(一年間使いましたので大分汚れてしまいました。お見苦しいですが、ご参考までに)。
そして、環境先進国のスウェーデンでは、生ごみを回収してバイオガスや肥料として使っています。レクサンドでは、スーパーの入口に生ごみ用の紙袋(無料)が置いてありますので、これを各家庭等で使用しています。デザインが素敵!
エコフレンドリーな暮らしはキッチンにもありました。
食事
朝食は、ホステルとは別の建物で学生たちと一緒に食べました。焼きたてパン、シリアル、野菜、ハム、卵、チーズ、ヨーグルト、果物、ドリンク、、、そして、ヴィーガン用の食材やラクトースフリーの牛乳など様々なニーズに応える豊富な内容のビュッフェスタイルでした。写真がないのが残念です。
右の写真は、ミッドサマー(夏至祭)のランチです。実際には、ミッドサマーの時期は学校が終わっているので、ひと足先にいただくお祝いランチです。待ちに待った夏のスタートです。私も別料金を支払って一緒にいただきました。ボリュームたっぷり!!お皿にのせた以外にもたくさんの品が並んでいました。
同じ学校で学んでいた娘の友人は、サマースクールに参加したときに食事が美味しかったことが学校選びの一つの理由になったと話してくださったほど、お食事は美味しかったです。毎日のことですので、食事は大事ですよね。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。
国民高等学校は夏休み中にサマースクールを開講し、受講料には学校の宿泊施設の利用が含まれています。サマースクールに参加して、観光とは違うスウェーデンの旅というのもよい思い出になるのでは?と思います。
最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。ではまた! Vi ses!
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