スウェーデン国民高等学校 week35-5 染色

スウェーデン留学

こんにちは、KAKAです。

week-35は、染色でした。染色は初めて。
しかも、「絞り染め」。「絞り」がスウェーデンまで伝えられていることに驚きました。

今回は、化学染料を使っての染色でしたが、自分のイメージする色、柄に染まるのか、ドキドキワクワクの時間でした。

絞り染め

ウールの布と毛糸を使っての染色です。
布は、一見するとフエルト生地のようにに見えるのですが、織物をお湯につけてたたいて繊維を収縮させたもので(スタンパン)、フエルトのように生地が伸びてしまうことはありません。少し毛羽だったコート生地のような見た目と手触りです。

そして、模様は絞り染め。3つの技法➀輪に塗って糸を絞り先端をぐるぐる糸で巻く②ふわっと丸めて糸でゆるく巻く③ひだを作って糸で巻くーーの中から、私は③を選びました。

レシピには、波縫いをしてから糸をひいてひだを寄せる方法が書いてありましたが、私は最初にひだをよせてからひだに糸を通しぐるぐる巻きにしました。

この時点で私が想像していた染め上がりは、グラデーション。糸を巻く間隔を狭い→広いと変化をつけてみました。糸と糸の間が広い方が色が濃いイメージ。

染色

そして、染める前の下準備。前週やったように、まずは人肌の洗剤液にしばらく漬けて洗います。次に鍋に人肌のお湯を用意し、ビネガーを入れて50度までゆっくり加熱、その後10分間、温度を保ちます。

布と毛糸を鍋から取り出し、事前に準備していた染料(2%濃度)を入れます。少し紫がかった薄いピンク色を想像して、ピンクと青の染料を入れました。布と毛糸を戻し、90度までゆっくり加熱します。
濡れている状態よりも乾いたときには色が薄くなるので、布と毛糸を戻した後も色の調整をしました。そして、布が染まるように時々布を沈めて空気を抜き、90度で約1時間加熱した後は、色が布に入ってお湯が透明になっていました。

左:最初に作った色  中:染料を足して決めた色  右:90度で1時間染めた色

さて、染め上がりは?

どんな染め上がりになっているか、ドキドキです。
結果は、、、

想像していたよりもかなり白い部分が多く、染まっている部分の色も濃く、グラデーションにはなっていませんでした。
もっとゆるく糸をまきつければ、染まる部分が多かったのだと思います。
でも、染まっているひだの山の部分が表側と裏側で色の濃さが異なり、また周りの染まっている部分はフレームのようにも見えて、面白い染め上がりになったと思いました。

最後に洗って軽く押して水を切り、そのまま乾かします。



染色室には、色とりどり、いろいろなデザインの染め物が干してありました。
想像とは違う、思いがけない染め上がりとなる染色、帰国してもやってみたいです。同じ染料を使っても染める布によって、染め上がりは違ってくるのでは?と予測しています。

最後まで読んでくださいまして、ありがとうございました。ではまた! Vi ses!

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